先日、ある民泊オーナー様から清掃のご相談をいただきました。
お部屋の状況や運営方法などをヒアリングし、お見積りも提出させていただいたのですが、その後「今回は他社にお願いすることにしました」とご連絡をいただきました。
もちろん残念な気持ちはあります。
多分理由は清掃費。
これは民泊業界では本当によくある話です。
オーナー様からすれば、少しでも経費を抑えたい気持ちは当然です。利益を出すためにはコスト管理が欠かせませんし、私たちもその考えはよく理解しています。
しかし、民泊の清掃には一つ大きな落とし穴があります。
それは、
「部屋を綺麗にすること」よりも「綺麗な状態を維持し続けること」の方が圧倒的に難しい
ということです。
新しくオープンした施設は誰が見ても綺麗です。
壁紙も新しい。
家具も新しい。
水回りもピカピカ。
しかし、ゲストの利用が100回、200回と続くと話は変わります。
壁紙の剥がれ、汚れ、水垢の蓄積。
家具の破損、ソファの汚れ。
設備の故障、エアコンフィルターの目詰まり。
こうした小さな劣化が少しずつ積み重なり、気づいた時にはレビュー評価に影響するレベルになってしまいます。
そして、この状態を防ぐためには時間も手間も必要です。
当然ですが、時間をかけて細かくチェックすればコストは上がります。
逆に言えば、極端に安い清掃費で高品質を維持することはなかなか難しいのです。
私たちは決して最安値の会社ではありません。
ですが、「今だけ綺麗」ではなく、「3年後も綺麗」を目指して清掃しています。
安さを優先する選択も間違いではありません。
ただ、施設の評価を長期的に維持したいのであれば、清掃品質への投資は決して無駄にはならないと思います。
ありがたいことに、他社様から切り替えていただいたオーナー様からは、
「もっと早くお願いすればよかった」
と言っていただくことも少なくありません。
結局のところ、私たちの仕事は価格競争ではなく、施設の価値を守ること。
だからこそ、これからも目の前の一室一室を丁寧に清掃していきたいと思います。
そして少しだけ本音を言うなら――
品質より価格を選ぶオーナー様がいるからこそ、品質にこだわる私たちの施設は差別化できるのかもしれません。
これからも「綺麗」を維持するための清掃を続けていきます。